アメリカ2都市が「金持ち専用」になったことがわかる地図

ニューヨークとサンフランシスコは、アメリカにおける貧富の差の拡大を象徴している。この2都市は、過去20年間で急速に、「経済的な多様性がある街」から「金持ち専用の街」へと変貌したのだ。
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ニューヨークとサンフランシスコは、アメリカにおける貧富の差の拡大を象徴している。この2都市は、過去20年間で急速に、「経済的な多様性がある街」から「金持ち専用の街」へと変貌したのだ。

この変化をはっきりと表しているのが、アメリカ国勢調査局が公開した新しい統計マップだ。人口と収入に関する最新の国勢調査データをわかりやすく図式化している。

下のそれぞれの図で、地図の中央にある境界線を動かすと、1990年と2012年の図を交互に表示できる。境界線より左側の図は1990年時点(Before)、右側の図は2012年時点(After)の平均家計収入を表している。

色が濃いほど収入が高く、薄いほど収入が低い。最も濃い赤色で塗られた地域は、平均家計収入が年間7万5000ドル以上ある。一方、白色で塗られた地域は、平均家計収入が3万5000ドル以下だ。

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なお、サンフランシスコの地図で、ゴールデン・ゲート・パークに色が塗られていることに疑問を覚えた読者もいるだろう。国勢調査局によれば、この公園には少数の世帯が存在するため、地図上に含まれているのだという。

アメリカ全体のデータは、「U.S. Census Explorer」で見ることができる。

[KEVIN SHORT(English) 日本語版:佐藤卓/ガリレオ]

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