千葉県我孫子市でベトナム国籍の小学3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)の遺体が見つかった事件に絡み、共同通信社の20代の男性記者が、取材を断った近隣住民の自宅の壁を蹴っていたことが4月17日、明らかになった。
ハフィントンポスト編集部が18日に共同通信社に取材したところ、男性記者は15日午前10時ごろ、取材の申し込みを断られた後に門柱付近を蹴った。この様子を記録した防犯カメラ映像がTwitterに投稿されたため、社内で調査したところ記者が名乗り出た。記者は、千葉県外の支局から応援取材に来ていたという。
記者と上司は17日、この住民に謝罪した。共同通信社総務局は「許されない行為であり、ご迷惑をお掛けした方に深くおわびします。本人を厳しく指導するとともに、記者教育を徹底します」とのコメントを出した。
この民家の住人がTwitterに、インターホン越しに言葉を交わした後、立ち去り際に後ろ向きに門柱付近を蹴る男性が映った動画とともに、「良識的な取材を切に願います」などと書き込んでいた。