民進党の蓮舫代表は7月11日の党執行役員会で、自身が台湾籍と日本国籍の「二重国籍」だった問題をめぐり、日本国籍の選択宣言をしたことを証明するため、近く戸籍謄本を公開する方針を明らかにした。党幹部が明らかにしたもので、時事ドットコムなどが報じた。
二重国籍問題は昨年9月の代表選の最中に浮上。蓮舫氏は、父親の出身地である台湾籍の離脱手続きを済ませたとしたが、日本国籍の選択宣言の日付が記された戸籍謄本の公開には応じておらず、党内の一部から批判が出ていた。
民進党の11日の都議選総括に関する会議でも、出席議員から「二重国籍問題をはっきり説明すべきだ」との意見があり、選挙の敗北を受けて「執行部の刷新」を求める声も上がった。同党は25日に両院議員懇談会を開いて都議選の総括をまとめ、執行部の責任を判断する。
(蓮舫氏「戸籍示す」=二重国籍問題:時事ドットコムより 2017/07/11 15:46)
党内には東京都議選で敗北したことをめぐり、執行部の責任を問う声があがっている。産経ニュースは「蓮舫氏は批判の強い二重国籍問題にケジメを付けることで、続投に理解を求める考えだ」と報じた。
蓮舫氏は2016年9月の代表選の期間中に「二重国籍」が発覚。その後、台湾籍の除籍手続きを進めた上で、戸籍法に基づき日本国籍の選択宣言をしたと表明したが、宣言日が明記された戸籍謄本の公開を拒んでいる。
▼画像集が開きます▼
【※】スライドショーが表示されない場合は、こちらへ。