10年前の2005年、11世紀に建てられた荘厳なウマイヤド・モスクのミナレット(尖塔)はシリアの首都ダマスカスの街を見下ろしていた。今、モスクは瓦礫と化し、文化が失われたことがはっきりとわかる。世界はこの10年、戦火、目先だけの経済成長、自然災害によって聖地が破壊されてきた。
幸運なことに、人間の魂まで失われることはない。多くの地域で住民が一丸となり、破壊された聖地を再建し、将来には復活することを思い描いている。
この10の聖地は、2005年以降に破壊され、大きく変貌してしまったものだ。しかし、これらはほんの一部にすぎない。世界中の宗教が残した重要な古代遺産の記憶を呼び起こすものとして、他の遺跡を未来に向けて保全するよう呼びかけている。
2015年、ネパール。仏教とヒンズー教の寺院が地震で倒壊した。
Dhilung Kirat/Wikipedia and AP
2014-15年、イラク。古代アッシリアの遺跡がダーイシュ(イスラム国)に破壊された。
M.chohan/Wikipedia and AP
2013年、ベリーズ。古代マヤ遺跡のピラミッドが土地開発者により破壊された。
Getty Images and Jules Vasquez/7NewsBelize.com
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2013年、フィリピン。ボホール島の教会群が地震で倒壊した。
Malou Buenconsejo/Wikipedia and AP
2013年、シリア。アレッポのウマイヤド・モスクが内戦で破壊された。
Getty Images
2012年、マリ。トンブクトゥのイスラム聖者廟が武装組織に破壊された。
Getty Images
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2011年、サウジアラビア。メッカのイスラム遺跡が開発で破壊、改築された。
Getty Images
2011年、ニュージーランド。クライストチャーチ大聖堂が地震で倒壊した。
Pablo Rodriguez Madroño/Flickr and AP
2010年:、ハイチ。ポルトーフランスの大聖堂が地震で倒壊した。
AP
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2008年、ミャンマー。ヤンゴンの寺院がサイクロン「ナルギス」で倒壊した。
Getty Images and AP
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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