[ブリュッセル 22日 ロイター] - 欧州連合(EU)は22日開催した臨時の内務相理事会で、欧州に流入する難民・移民問題への対処に向け、難民ら12万人の受け入れを加盟国28カ国で分担する方針を賛成多数で承認した。
チェコのホバネツ内相はツィッターで、同国のほか、スロバキア、ルーマニア、ハンガリーが反対票を投じ、フィンランドが棄権したことを明らかにした。
東欧諸国からの反対は根強く、スロバキアのフィツォ首相は、自身が現職にとどまっている限り、同措置は実施しないと言明した。
フランスのカズヌーブ内相は、難民ら受け入れの割り当てを義務化する案は「圧倒的大多数」で承認されたとし、同決定は「欧州が責務を担い、前進していく能力があることを示す証」と語った。
一方、反対票を投じた国の外交官は、討議をめぐる雰囲気は悪く、「欧州にとり不快な日になった」と述べた。
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