ジェットエンジンを体に装着。イギリスの起業家が開発した「空飛ぶスーツ」とは?(動画)

イギリスの起業家が、実際に飛ぶことのできる「アイアンマン」のスーツを作った。

イギリスの起業家が、実際に飛ぶことのできる「アイアンマン」のスーツを作った。

スタートアップの「グラビティ」の創業者である元イギリス海兵隊のリチャード・ブラウニング氏は、自らが製作した「空飛ぶスーツ」の試作品を動画で公開した。

この動画は、今後の開発の水準として使われる、試作品1号の「ダイダロス」の12カ月に渡る開発過程を紹介している。

この技術は特許登録済みであるため、ブラウニング氏は詳細を公開しないが、身体に装着する6つのジェットエンジンにより飛べることがわかる。ラジコン飛行機と似た構造だ。

背中に着用する2つのジェットエンジンにより飛び、手首に装着する4つのエンジンで方向転換、加速、そして減速する。

ブラウニング氏の作品はただのお遊びではなく、「グラビティ・インダストリーズ」を創業し、新たな「個人単位の飛行」の形を作りたいという。

「これは航空業界、商業利用、娯楽などの分野で、限りないポテンシャルを持っています。ダイダロスはまだ基盤技術です。」とブラウニング氏は説明する。

このプロジェクトをさらに進化させるために、「グラビティ・インダストリーズ」は2017年にシリーズAで資金調達し、多くの人に関心を持たせ、より高度な試作品を開発するという。

もちろん、ブラウニング氏より先に「アイアンマン」スーツの開発を試みた人はいるが、彼の「空飛ぶスーツ」は最も完成度が高いと感じる。

ハフィントンポストUK版より翻訳・加筆しました。