トルコ東部のワン県で、極寒の湖の氷上に取り残された子犬の命を、警察官のダイバーが救った。
地元メディアなどが12月26日に報じた。
Daily Sabah Turkeyによると、子犬の命を救ったのはブラーク・オクテンさん。12月26日に、湖を泳いで子犬を救出する様子を撮影した動画が、YouTube上に投稿されている。
湖は一部が凍っており、子犬は岸から約150メートルほど離れた氷上で、孤立した状態だった。子犬は衰弱しきっていて、救出は時間との戦いだった。
オクテンさんは、背泳ぎで湖を移動し、氷の塊を叩き割って子犬に近づいた。子犬を抱きかかえながら、再び泳いで岸に戻った。
オクテンさんは、「湖は凍っていて、子犬に近づくのが大変でした。子犬はかわいそうなことに、極寒の水で低体温症になっていました。困難な救出でしたが、子犬を救うことができて嬉しいです」と、Daily Sabah Turkeyの取材に対して答えた。
子犬は救出後、すぐさま動物病院に運ばれた。Euro Newsによると、重篤な症状だったが、治療を受けて回復する見込みだという。