兄のウィリアムに殴られ、床に倒された――ハリー王子が、自身の回顧録「スペア」の中で明かしているという。英紙ガーディアンが報じた。
ガーディアンは1月4日、「スペア」の一部を入手。その中でハリー王子が「兄のウィリアム皇太子が2019年に、メーガン妃を「気難しい」「無礼」「愛想がない」と批判したと綴っている」と報じた。
回顧本の抜粋によると、その後対立は激しさを増したため、ハリー王子はウィリアム王子(当時)に水の入ったコップを渡して「そんな状態じゃ話せない」と伝えた。すると、ウィリアム王子は「コップを置いて攻撃してきた」という。
「すべてがあっという間で、一瞬の出来事でした。 彼は私の襟をつかんでネックレスを引き裂き、床に倒しました」
「私は犬の皿の上に倒れました。皿が背中の下で割れ、破片が刺さりました。しばらく横たわり、ぼんやりしていましたが、立ち上がって出て行くよう彼に告げました」
ウィリアム王子はその場を去ったものの、戻ってきて謝罪し「このことについてメグに話す必要はない」と述べたという。
しかし、ハリー王子は「メーガン妃が擦り傷やあざに気づいてひどく悲しんだ」と書いている。
「父や兄を取り戻したい」とも述べる
ハリー王子の回顧録「スペア」は1月10日発売予定で、直前の8日には、アメリカの番組「60ミニッツ」やイギリスITVで、ハリー王子のインタビューが放送される。
公開されたITVのインタビューの予告編で、ハリー王子は「私が望むのは制度ではなく家族」 「父や兄を取り戻したい」と語っている。
「スペア」が発表された時、ハリー王子は「私の人生についての正確で完全な真実の説明を、人々が直接読むことができ嬉しい」と述べている。
「文字通り、そして比喩的にも、私は何年も多くの帽子を被ってきました(多くの帽子を被る=wear many hats には多くの役割を果たすという意味もある)。人生の浮き沈みや過ち、学んだ教訓など、私自身のストーリーを語ることで、どんな生まれであろうと私たちには思っている以上に多くの共通点があるということを伝えたい」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。