日本で最大級のLGBTQイベント「東京レインボープライド」が4月27日に始まりました。
メインイベントである、「プライドフェスティバル」が東京・代々木公園で28、29日に開催。2019年は過去最多となる223ものブースが会場に軒を連ねました。
フェスティバルの楽しみの一つといえば、食べ物です。
プライドフェスティバルでも、レインボーカラーの食べ物や、イベント用の限定フードが用意されています。
EYES OF THE FIRE
キッチンカー「EYES OF THE FIRE」が提供するのは、レインボー餃子。パリパリした皮にかかっているのは、なんとレインボーカラーの明太子マヨネーズ。味もさることながら、見た目でも楽しめる一品です。
餃子を作っているのはレズビアンのまめしばさんとMEGさん。ふたりは6月15、16日に新潟・苗場で参加者を女性に限定したフェスを開催する予定で、それに先立ってプライドフェスティバルで、餃子のキッチンカーを出店しました。
苗場のフェスは女性限定ですが、体の性別に関係なく、心が女性的〜中性的であれば誰でも参加できるそうです。
イケア
ピンク色にレインボーの模様が入った、見た目もキュートなキッチンカーで参加したのはイケア・ジャパン。売っているのは、東京レインボープライド限定のレインボーホットドッグです。
ピンク色のパンに、ケチャップとマスタード、オニオンチップスをかけて、グリーンのピクルスを乗せたら出来上がり……ですが、ちょうどお店を訪れた時にピクルスを切らしていたため、写真は緑抜きのレインボーホットドッグになってしまいました。
ピクルスがなかったのは残念でしたが、ピンク色のパンは甘みがあって優しい味。オニオンチップスが香ばしいホットドッグです。
足湯Cafe&Barどん浴
新宿2丁目にある「足湯Cafe&Barどん浴」も出店。人気No.1のローストビーフ丼には、午前中から行列ができていました。
ローストビーフがたくさん乗っているのでボリュームたっぷりですが、和風あっさり味なので、あっという間に食べられます。
どん浴は、セクシュアリティや年齢、国籍を気にせず、誰もが安心できるカフェだそうです。
店舗では足湯もできるそうなので、遊びに行ってみては。
台湾佐記麺線
新宿に店舗のある台湾佐記麺線は、毎年プライドフェスティバルに出店しているお店です。麺線は、カツオだしのトロトロスープに細麺が入った、優しい味の台湾のソウルフードです。
台湾では、5月にアジアで初めて同性カップル同士の結婚が合法化されます。
合法化を後押しした、台湾の人権団体「台湾伴侶権益推動連盟(TAPCPR)」もブースを出していて、台湾同性婚の道のりが詳しく紹介されています。
ヴィルゴビール
レインボープライドでは、ビールもカラフルに。墨田区の地ビールメーカー「ヴィルゴビール」が提供するのは、イエロー、ブラック、グリーン、レッドの4色のビールです
イエロー、ブラックのビールはよく見かけるけれど、グリーンとレッドは何の味?
答えは、グリーンがライチ、レッドがピンクハチミツレモンエールでした。甘みの中に、爽やかな苦味を感じるビールです。
ほかにも、30以上の飲食店が出店しています。GW前半、ユニークなフードメニューを楽しみながら、プライドフェスティバルに足を運んでみてはいかがでしょう。