自民党総裁選は9月8日告示され、安倍晋三首相(60)が無投票で党総裁に再選された。任期は2018年9月まで。立候補を模索していた野田聖子前総務会長(55)は立候補に必要な20人の推薦人を確保できず、断念した。時事ドットコムなどが伝えた。
首相は党内の全7派閥や谷垣、石破両グループなどから支持を受け、再選の環境を整備。安全保障関連法案の国会審議が続く中、党内対立の表面化を嫌う党内の空気も首相の無投票再選を後押しした。党内の支持を束ねたことを弾みに、首相は安保法案の成立に全力を挙げるほか、経済再生をはじめとする諸課題に取り組む。
安保法案が成立すれば、首相は今国会閉幕後の10月上旬にも人心一新のため、内閣改造・党役員人事を断行する意向だ。
(時事ドットコム:安倍首相、無投票で再選=野田氏は出馬断念-自民総裁選 2015/09/08 08:45)
無投票再選は2001年の小泉純一郎首相の再選以来14年ぶり。
安倍首相は、立候補届出に先だって、国会近くのホテルで開かれた陣営の出陣式であいさつし、「地方創生、少子高齢化、外交など、それぞれ道半ばだ。継続は力であり、皆さんの支援を力に変えて、結果を出すことで、その責任を果たしたい」と述べた。
一方、野田氏は、衆院議員会館で記者会見し、「自分の力を出し切った」と話し、「安倍首相のもとで、日本がさらに活性化することを期待している」と語った。
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