27日午後のオバマ大統領広島訪問を前に、広島原爆の爆心地から1.1キロにある広島女学院高校(広島市)は5月23日、Facebookに「核廃絶のために活動する若者にメッセージをください」と英語でアピールする動画をアップロードした。
広島女学院は1945年8月6日の原爆投下で350人の生徒・教職員が亡くなり、学校には慰霊碑が設置されている。毎年8月6日には慰霊の礼拝を行っている。
メッセージによると、広島女学院はオバマ大統領と同じく「核のない世界に生きる」ことを目指して、平和公園内の碑を案内して回る「碑巡り」や、核廃絶のための署名運動、被爆者の談話の動画を収集・公開するデジタルアーカイブ作成などの活動を行っている。また、オバマ大統領の母校であるハワイの「プナホウ・スクール」は、広島女学院の主催するピース・フォーラムに過去8年間参加しているという。
メッセージにはオバマ大統領への要望に加えて、「オバマ大統領、私たちは住む国こそ違いますが、地球という名の小さな惑星に共に暮らしています。私たちは共に手と手を取り合って努力していく必要があります」という決意表明も含まれている。
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