母の日を今週末に控えたある日の朝。学校で子どもからすてきなプレゼントをもらいました。
お母さんにマッサージしてあげる!
Mother's Day Massage
朝の30分、教室で子どもがお母さんとマッサージをするというイベントです。
教室内にはヒーリングミュージックがかかり、アロマキャンドルが灯されました。お母さんが座って、一緒に目を閉じて深呼吸をします。そして、子どもたちが一生懸命マッサージを始めます。先生のお手本に従って、背中、首、肩、腕、手、と順番にやっていきます。
「背中に小さなハートを描きましょう。次は大きなハート。」
先生の呼びかけに合わせて小さな手のひらが背中を撫でてくれます。
「熊が背中を歩きますよ。」
子どもの手が背中のあちこちを優しく押します。
「みんなが好きなマッサージをしてあげましょう。頭をシャンプーします。」
両手の指で頭がぎゅっぎゅっと押されました。
「手のひらをうさぎがジャンプ。」
小さな親指で手のひらの真ん中を押してくれました。
次は交代して、お母さんが子どもに同じようにマッサージをします。子どもたちはくすぐったがるのかと思ったのですが、意外と気持ちがいいようです。
お母さんたちはみんな大喜びで、朝の時間は終わりました。
ふれあうことで伝わる気持ち
子どもの学校では毎週マッサージの時間があります。普段は子ども同士がペアになってやるそうです。子供向けの学校カリキュラムとしてイギリスなどで普及しているプログラムで、スウェーデンのマッサージの手法を取り入れた内容になっています(Masssage in Schools Programme)。
マッサージによって、体が健康になることより、むしろ、相手を思いやり、優しく接する気持ちを高める目的があります。いじめ防止のために取り組んでいる場合もあるようです。
この朝のマッサージには、物や言葉よりも、もっとダイレクトに子どもの気持ちが伝わってくるように感じました。赤ちゃんの時よりスキンシップが減ってきていましたが、ふれあうことで感じる愛情を大切にしたいと改めて思います。
母と子でマッサージ、すてきな時間になりました(ちなみに、学校では、来月の父の日にも同じマッサージのイベントがあります。お父さんも是非)。
野口由美子(ブログ Parenting Tips)