ポツダム宣言「当然、安倍首相は読んでいる」 閣議決定 あの答弁は何だったの?

政府は6月2日の閣議で、「安倍首相はポツダム宣言を当然読んでいる」とする答弁書を決定した。
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Japanese Prime Minister Shinzo Abe answers questions during the Lower House's ad hoc committee session to expand the scope of Japan's self defence force overseas operations at the National Diet in Tokyo on May 27, 2015. Japanese parliament began deliberations on the bills bolstering the role and scope of the military, as the pacifist country redefines its position in the increasingly roiled Asia-Pacific region. AFP PHOTO / Yoshikazu TSUNO (Photo credit should read YOSHIKAZU TSUNO/AFP/Getty Images)
YOSHIKAZU TSUNO via Getty Images

政府は6月2日の閣議で、「安倍首相はポツダム宣言を当然読んでいる」とする答弁書を決定した。産経ニュースなどが報じた。

ポツダム宣言は、第二次大戦末期の1945年7月26日、アメリカら連合国が日本への無条件降伏を勧告したもの。すでに敗戦したドイツのポツダムで発表された。安倍首相は5月20日の党首討論の際、共産党の志位和夫委員長に対して、ポツダム宣言を「つまびらかに読んでいない」と発言していた

今回の答弁書は、維新の党の初鹿明博衆院議員の質問主意書に対する回答。初鹿議員の「一度も読んでいないのか。読んだことはあるが記憶に残っていないのか」という質問に対して、政府は「具体的な発言の通告が事前になされなかったため、(ポツダム)宣言の正確な文言を手元に有しておらず、そのような状況で具体的な文言に関する議論となったため、つまびらかではないという趣旨を申し上げた」と説明した

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