菓子メーカーの湖池屋を傘下に持つフレンテは9月2日、台風10号による浸水被害を受けた影響で、ポテトチップスなどを製造する工場の再開目処が未定だと発表した。
被害を受けたのは、湖池屋がふらの農協(北海道富良野市)に製造を委託する「シレラ富良野工場」。地元富良野産や、北海道産のジャガイモを中心に「カラムーチョ」などを含めたポテトチップスを製造している。
しかし、台風10号による大雨で工場付近を流れる空知川の堤防が決壊。工場は浸水し、操業できない状況になった。
●台風前のシレラ富良野工場付近(2014年6月25日撮影 Google Earthより)
●台風10号後のシレラ富良野工場付近(2016年8月31日撮影国土交通省より)
コイケヤのポテトチップスは100%国産。九州〜北海道まで、季節に応じて産地を使い分けているが、9月ごろからは北海道産のじゃがいもを使う。フレンテは生産可能な製品について、自社工場である関東工場、関東第二工場、京都工場で代替生産すると説明している。