民主党をいかに再生するか。現在の私にとって、最大の課題です。
自民党が行き詰ったときに、これに代わる政党が存在すること。これは、日本のために必要不可欠なことです。
3年3カ月、民主党は、苦しみながら政権運営をしてきました。経験不足や失敗も多かったことは率直に反省しなければなりません。
他方で、民主党政権だからこそできたことも多かったと思います。私自身、外相として外交文書の公開や核軍縮政策、副総理として消費税の引き上げや子育て支援策など、自民党政権ではできなかったことを実現してきました。
国民生活の建て直し、財政再建、デフレ脱却、社会保障制度の見直し、近隣諸国との外交問題など、日本が直面する困難な課題は数多くあります。
私は、多様で有能な人材を備えた民主党以外に、自民党に代わって政権を担いうる政党はないと、確信しています。近い将来、民主党が、政権政党として重い責任を果たさなければならないときが来る。そのときに備えて、何としてでも民主党再生を早期に成し遂げることが、私の重い責任であると確信しています。