今も尚、世界中の観光客を魅了する水の都・ヴェネツィア。そんなヴェネツィア周辺には小さな島々があります。その中でも、姉妹島と知られている、ブラーノ島、ムラーノ島は特におすすめの島です。
ブラーノ島
「ええ!これ本当に存在する町なの?」と目を疑ってしまいたくなるような、カラフルな建物がずらりと並ぶ、ブラーノ島。
人口約3000人、4つの小島で構成される群島、ブラーノ島。ヴェネツィア本島へも容易にアクセスできます。
また、ブラーノ島の特産品といえば、15〜6世紀から盛んなレースの手芸品。漁に必要な網を製作する技法を真似た事から、レース編みが盛んになったそうです。人間のすばらしい知恵ですね。
丹精込めて作られた、職人の努力と温かみが詰まった手作りの手芸品。かさばる事もないので、日本へのお土産にもおすすめです。
ムラーノ島
もう1つのおすすめの島は、「ムラーノ島」。こちらは7つの島に分かれていて、人口約6000人と、ブラーノ島より大きい島です。
これは、7世紀に建てられ、14世紀に再建されたヴェネト=ビザンティンのサンティ・マリア・エ・ドナート教会。かつて存在したヴェネツィア共和国は、東ローマ帝国とも貿易をしていた事から、その首都コンスタンティノープル(現在のトルコの首都・イスタンブール)の建築様式にも大きな影響を受けており、その名残は至る所で見られます。
そしてムラーノ島といえば、なんといっても有名なのはガラス細工。この文化もまた、ヴェネツィア共和国時代に東西を結ぶ貿易地の中心地のなったヴェネツィアが、東方諸国から影響を受けて盛んになった工芸文化という言い伝えがあるようです。
高価な物から、食器、ピアスといったアクセサリーまでさまざまなガラス細工が作られています。
小さな物であれば、かさばらないので日本へのお土産にもぴったりですよね。
「カラフルな小物が大好き!」という方にもおすすめしたい、姉妹島・ブラーノ島&ムラーノ島です。
[Photo by shutterstock.com]
(Yoko)
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