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東京 ― 伊勢丹三菱ホールディングスと、雑誌『装苑』がタッグを組み、若手デザイナーのサポートを目的としたクラウドファンディング・プロジェクトを立ち上げた。
10月28日にローンチした東京デザインコミットと名付けられたウェブサイトは、クリエイティブシーンにおける新たな才能を発掘すべく立ち上げられ、今話題を集めるクラウドファンディング(インターネット上で行われる出資支援)に加え、伊勢丹がこれまでに培ってきた新人デザイナー発掘の場としての役割を果たしている。
新人デザイナーにとって大きな障壁となる、プロモーションと資金調達という二つの項目をサポートするプログラムであり、また日本人デザイナーを数多く取り扱う伊勢丹と、創刊より77年の歴史を持つ装苑のサポートにより新しいアプローチを模索する若手デザイナーへの指南プログラムも予定されている。
One More Inc.が管轄するグリーン・ファンディングの一貫として作られたこのウェブサイトでは現在、デザイナー手嶋幸弘(てしま・ゆきひろ)によるユキヒーロープロレス、そして文化服飾学院卒業生2人によるAaceroの2組が参加している。支援費用は3,000円から300,000円。制限時間内に資本金を達成したデザイナーは出資者に作品をギフトとして送る仕組みになっている。
(※この記事は2013年10月30日のBLOUIN ARTINFO「伊勢丹と装苑がタッグを組んで発信する、新感覚のクラウドファンディング」から転載しました)