カナダのトロント動物園が、生後約2ヶ月のホッキョクグマの赤ちゃんの動画を公開した。2013年11月9日に生まれたシロクマで、やっと歩く練習を始めている。
生まれた当初は、集中治療を受けなくてはならなかったが、スタッフの献身的な看護により、生後70日を過ぎた現在4.4kgの重さに成長している。
世界に存在するホッキョクグマのうち、60%がカナダに生息している。しかし、地球温暖化や北極圏の環境が変わったことにより、個体数が減っているという。北極の氷が溶ける時期が早くなったことで、狩りができる期間が短くなってしまうためだとされる。
地球温暖化が北極圏の生態系にどう影響しているかを調べるには、ホッキョクグマを調査することが一番良いとする学者もおり、トロント動物園でも研究に協力しているという。