ロシア軍の砲撃を受けているウクライナの首都キエフを3月15日、東欧の3人の首相が訪問した。同国のゼレンスキー大統領らと首脳会談した。
■「ウクライナを失ったら、もはやヨーロッパではない」
そのうちの一人、ポーランドのモラウィエツキ首相は会談の模様の写真をTwitterにアップした上で「ウクライナを失ったら、もはやヨーロッパではない」と欧州全体でウクライナをサポートすべきと投稿した。
「もしヨーロッパがウクライナを失うことになれば、ヨーロッパは完全に別物になることは間違いありません。それは、もはやヨーロッパではありません。敗北して屈辱的で哀れなものになるでしょう。私は強くて毅然としたヨーロッパを望みます」
■「3人の首相の訪問は歴史教科書に記録されます」
戦火の中でキエフを訪問したのは、ポーランド、チェコ、スロベニアの3カ国の首相。CNNによると、EUの主要機関である欧州理事会を代表して、列車でキエフに入った。
会談に同席したウクライナのシュミハリ首相によると、ウクライナ再建支援と、ロシアに破壊した全ての物を賠償させるための国際協力が議題になったという。
シュミハリ首相は「3人の首相がキエフにいることは、すべてのウクライナ人に対する限りない支援の証拠です。EUの評議会を代表する3人の首相の訪問は歴史教科書に記録されます」とツイートした。