位置情報ゲーム「ポケモンGO」。地方では都市部と比較して、ポケモンの出現数やポケストップ数が少ないことに不満の声もあります。このいわゆる「地域格差」が近々改善されるかもしれません。ポケモンGOの開発元が格差改善に意欲を示したと産経新聞が報じました。
報道によると、ポケモンGOを開発したナイアンティック社の川島優志アジア統括本部長と、株式会社ポケモンの宇都宮崇人専務執行役員がインタビューに応じました。そのなかで、宇都宮氏が「(ポケモンGOについて)地域で格差がある問題を解決したい」と述べたとのこと。方法としては、出現率アップで自治体との連携を広げていく考えを示したということです。
ポケモンGOは、都市部に比べて地方でポケモンの出現数が低いほか、アイテムを獲得できるポケストップ数が少ない、いわゆる「地域格差」が問題視されていました。
さらに同氏は「都市部の人が地方を訪れたくなるような仕掛けを考えたい」とも述べたほか、新機能としては、既報の通り、捕まえたポケモンを利用者同士で交換できるといった新機能を追加する方針も明かしました。ナイアンティック社は今月、岩手・宮城・福島・熊本の被災4県と共同で記者会見を開催し、観光復興にポケモンGOを役立てる取り組みも発表しています。地域格差改善への取り組みも、この延長線上にあるのかもしれません。
(2016年8月22日「ポケモンが全く出現しない... ポケモンGOの「地域格差」改善へ─開発元が明かす」より転載)
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