ロシア・モスクワ市の当局は7月25日、ロシアの歴史的な偉人を街中で「捕まえて」一緒に写真を撮ることができる「ポケモンGOに似た」スマートフォンのアプリを配信すると発表した。BBCなどが報じた。「ディスカバー・モスクワ」という意味のタイトルで8月末にも配信開始するという。
ロシアではポケモンGOの配信はまだ開始されていないが、市民の一部は海外のアカウントを利用するなどの方法で、ロシア国内で遊び始めている。
ロシアの上院議員は「このシステムは悪魔のように内面からロシア国民を荒廃させる」とタス通信に語った。また、ガーディアンによると、別の与党の下院議員は「ポケモンGO配信の狙いは、9月の国会議員選挙前に政情不安を引き起こさせることだ」と国営ニュースに語るなど、警戒感も強い。
発表などによると、ユーザーが「ゲットする」ことができる偉人はモスクワ出身や、モスクワにゆかりの深い人物たち。ガガーリン、チャイコフスキー、アレクサンドル・プーシキン、ナポレオン・ボナパルト、アレクセイ・ミハイロヴィチ (ロシア大公)らが含まれるという。
ユーザーはアプリを使ってモスクワ市内を探索し、特定の位置にたどり着くことで、偉人と一緒に「セルフィー(自分撮り)」を楽しむことができるという。
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