アメリカの男性誌「プレイボーイ」は10月13日、同誌の看板だった女性のヌードグラビア掲載を2016年3月号から取りやめると発表した。1953年の創刊以来、アメリカンポップカルチャーを担い続けてきた同誌の方針転換は、出版業界に衝撃を与えそうだ。47NEWSなどが報じた。
インターネットでヌードが簡単に見られる時代になった点が大きい。プレイボーイはウサギをデザインしたロゴで世界的に知られるが、ヌード掲載を続けた場合、ロゴの権利料の収益に悪影響が出かねないとの判断もあった。
米国では1972年11月に700万部を売り上げる人気を誇ったが、現在は約80万部まで落ち込んだ。
(プレイボーイ誌、脱ヌード ネットに氾濫、誌面刷新 - 47NEWS 2015/10/14 05:56)
収益の柱は現在、香水や宝飾品、入浴関連製品に使うロゴの権利料などが中心になっており、4割を中国が占めるとされる。
プレイボーイは著名人の硬派インタビューでも知られる。同誌は、Facebookなどのソーシャルメディアに投稿しやすいよう、2014年8月にウエブサイトではヌード写真を排除。その結果、サイトの利用者の平均年齢は47歳から30歳に、月の利用者数も400万人から1600万人に急増したという。
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