フランス人モデルのイネス・ラウは、アメリカなど各国で発行されている男性誌「プレイボーイ」の64年の歴史のなかで、トランスジェンダーを公表する初めての"プレイメイト"になった。プレイボーイの公式Twitterが明らかにした。
プレイメイトは、「プレイボーイ誌」の各号で特集される女性に与えられたタイトルだ。26歳のラウは、「プレイボーイ」の11月、12月号で紹介される。トランスジェンダーのセクシュアリティに関するインタビューも掲載されるという。
「女性であるということは、ただ女性であるだけです」イネス・ラウは、トランスジェンダーを公表した最初のプレイメイト。
「私は長い間、トランスジェンダーであることを公表せずに生きてきました」と、ラウは「プレイボーイ」の取材に語った。「私はたくさんデートをして、そのほとんど忘れました。私はボーイフレンドに、奇妙な存在に見られることを恐れていました」
彼女はインタビューの最後に、女性が抑圧されている社会について「女性であるからといって、いつも非常に女性であるわけではありません。女性であるということは、ただ女性であるだけです」と語った。
ラウは、プレイメイトとしてではないが、2014年にも「プレイボーイ」誌に登場したことがある。
他のトランスジェンダーたちも、「プレイボーイ」の紙面に登場したことはある。
1980年代、(トランスジェンダーであることを)アウティングされ全てを失ったと明かしたモデルのキャロライン・コッシーは、全然仕事がなかったときも、プレイボーイ創業者のヒュー・ヘフナー氏に受け入れられ仕事をしたとハフポストUS版に語っていた。
コッシー氏が表紙を飾ったプレイボーイ誌
コッシー氏は、「写真が世界的に広がったことで、多くの人が抱いていたトランス・コミュニティに対する誤った先入観が変わりました」と変わった。「私は、世界中のプレイボーイ・マガジンに登場しました。(私たちの存在が)受け入れられる上で、その影響はものすごく大きかったです。ヒューに感謝します」