新生児の育児を夫婦で満喫しよう その5 出産祝いに美味しいものを食べよう

無論、これも個室だからできることです。
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Getty Images/iStockphoto

私は2016年、長男出産後に前妻を亡くしたため、産後の育児を夫婦で楽しむという経験ができませんでした。翌年に今の妻と再婚し、2018年4月23日、次男が無事に誕生しました。前妻とは成しえなかった、夫婦の共同育児を今度こそ満喫しようと思います。

出産という大きな仕事を終えたにも関わらず、それから入院する6日間、病院の食事ではちょっと可哀そうな気がしませんか?別に病院の食事がまずいというわけではないのですが、すべてプラスチックの容器で、学校の給食の様な感じです。一年近くの妊娠生活を頑張って終えたわけだから、本来なら打ち上げパーティーみたいにして祝いたいものです。私も、20時間の立ち合いを終えたその日の夕食は、妻に内緒で、長男と2人でイタリアンに行ってステーキを食べてしまいました。(1歳の長男は病棟に入ることができないため、長男が保育園退所後は基本、妻とは別行動になってしまいます)

そこで、私は妻に聞いてみました。「毎回、病院の食事だと飽きるだろう。出産祝いに何かテイクアウトしてくるよ。何が食べたい?」妻は、少し考えてから、「じゃあ、ピザかな!」と返答しました。「わかった。どんなピザがいいかな?」と聞くと、「トマト系なら何でもいい」とのこと。

早速、私は、ステーキを食べたレストランに行き、正午にピックアップできるようマルゲリータとシーフードピザを注文しました。妻は必ずサラダを食べたがるので、コンビニでサラダを買い、病室へ持って行きました。運よく、次男は寝ていました。

ピザが入った箱を二つテーブルに並べ、箱を開けると、妻は「わー。おいしそう!」。病院から出た食事は、アサリご飯、揚げ出し豆腐、ホウレンソウのおひたしなどでした。それも一緒に2人で分けて食べ、妻は、ピザを食べながら「ああ!美味しい。久しぶりに味がしっかりしているもの食べている気がする。何か力がみなぎってくる感じ」と大喜びでした。「本当によく頑張ったね。まだ大変な時期は続くから、できるだけ食べたいもの食べて、少しでもリラックスできるようにしよう」と妻に伝えました。

揚げ出し豆腐とアサリご飯は余ったので、それは私がタッパに詰め家に持ち帰り、次の日の朝ご飯にしました。無論、これも個室だからできることです。大部屋だとチーズの匂いが部屋中に充満してしまうでしょう。

長男出産後は出産祝いをたくさんいただいたけど、全く祝える気持ちになれませんでした。だから、長男に対しては少し罪悪感もあります。その分、今、こうして次男が誕生して、改めて、長男と次男2人の出産両方を祝ってあげられる機会ができたことを嬉しく思います。