米カリフォルニア州ストックトンの集合住宅で6月3日深夜に起きた火事。ピットブルの子犬サーシャが、飼い主たち家族の命を救った。地元テレビ局KCRAなどが報じた。
火災にあった住人で飼い主のラターナ・チャイさんは募金サイトGoFundMeに、次のように記している。
「深夜に目を覚ましたら、サーシャが裏口で大騒ぎしていたんです。何が起きたのかとベッドから出て裏口を開けた途端、サーシャが寝室に飛び込んできました。そのときは、サーシャが私たちを救ってくれようとしていることには気づかず、困惑していました」
「でも、すぐに火の手に気づきました。隣家が火に包まれていたんです。寝室に駆け込むと、サーシャは私の7カ月の赤ちゃんをベッドから引きずり降ろそうとしていました」
「自宅と隣家は燃えてしまいましたが、おかげで安全に避難できました。サーシャは私たちの命を救ってくれた英雄です」
KCRAによると、赤ちゃんとサーシャは数日の差で生まれたという。チャイさんは「サーシャはずっと家族の一員でした」「(娘とサーシャは)いつも一緒。お風呂も一緒です」と笑顔を見せる。
チャイさんは地元テレビ局FOX40に次のように語った。
「本当に助かりました。もしサーシャがいなかったら、ベッドの中にいたままだったでしょうし、そうなればもっと酷いことになっていたかもしれません」
この火事の様子を、KCRAの記者はこうツイートしている。