「ピザにパイナップルをトッピングするのを禁止したい」。アイスランドのグズニ・ヨハンネソン大統領の発言が、ネット上で波紋を呼んでいる。騒動を受けてヨハンネソン大統領が、Facebook上で釈明コメントを出す事態となったと、ガーディアンなどが報じている。
ヨハンネソン大統領(公式ページより)
アイスランドマガジンによると、ヨハンネソン大統領は2月16日、アイスランド北部の高校を訪問。生徒からの質問に答える形で、パイナップルが載ったピザは大反対だと話した。
さらにヨハンネソン大統領は、可能であればピザにパイナップルをトッピングするのを禁止したいと踏み込んだ。冗談で言った言葉と思われるが、地元紙が報じるとインターネット上で論争となり、Facebook上で弁解する羽目となった。
ヨハンネソン大統領は21日、「ピザ論争の声明」とのタイトルで、英語とアイスランド語のコメントをFacebook上で公開。「私には、国民がピザにパイナップルをトッピングするのを禁止する法律を作る力はない」と、パイナップルの載ったピザを禁止する法律を制定する可能性を否定した。
続けて、「そのような力がないことは喜ばしい。自分が嫌いなものを禁止する法律を作ることができたとしても、そのような立場に就きたくない」と釈明した。
また、「ピザに載っていなければ、パイナップルは好きだ。ピザにはシーフードがおすすめだ」と、あくまでもピザのトッピングに対する主張を崩さなかった。
この声明に対し、賛否のコメントが数多くが寄せられた。「パイナップルでも問題ない」「パイナップルよりもシーフードの方が美味しくない」と反対意見が出る一方、「ピザのトッピングはシーフードの方が断然美味しい。パイナップルはピザに載せる必要はない」と支持する声もあり、ピザのトッピングをめぐる論争は続いた。
また、「明らかに冗談と分かることなのに、なぜ声明を出したのか。法律を作りたいと考えたなんてことを、本当に国民が信じるとでも思ったのかな」と疑問を投げかける人もいた。
■関連画像集「朝から……ピザ♪」
【※】スライドショーが表示されない場合は→こちら。