閑静な住宅街で起きたスピード違反事案に、ドイツの小都市ボホルトが頭を抱えている。取り締まろうにも、その相手がハトだったからだ。
制限速度の1.5倍で“走行”する決定的な瞬間を、取り締まりカメラが捉えていた。
ボホルトが5月3日、Facebookでその一部始終を報告している。
“スピード違反”があったのは2月中旬。30キロ制限の住宅街の道路で、約45キロで“走行”した疑いが持たれているという。
ボホルトは、そのスピードから「レーサー鳩」という異名をつけ、「車や歩行者と衝突しかねないコースだった」と危険性を訴えている。
12キロ(3キロ分は猶予)のスピード違反の罰金は25ユーロ(約3000円)だが、ボホルトは「レーサー鳩が、そもそも、そしてどうやって罰金を納めることができるのか課題が残っている」と頭を悩ませている。
一方で、目撃者などへの聞き取り調査まではしない方針だという。
ボホルトのおちゃめな対応に、Facebook上で反響が広がった。