物価の上昇を受けて、ペンギンやカワウソの餌のメニュー変更を余儀なくされた神奈川県の箱根園水族館。
動物たちにとって、変更は受け入れ難いものだったようだが、安い魚を拒否するペンギンたちの姿が、海外で話題になっている。
AFP通信によると、箱根園水族館はペンギンとカワウソの餌のアジを、値段の安いサバに切り替えた。
しかし、この変化を喜ばないペンギンもいた。飼育長の島本大樹さんは、「初めは口にするのですが、気に入らず口から出してしまいます」とAFP通信に話している。
カワウソも同じように、サバを拒否しているという。
アジの価格高騰の背景には、全般的な物価上昇だけではなく、漁獲量の減少という問題もある。
Viceによると、水族館は5月からサバを与え始め、徐々にその量が増えていったという。
島本さんは「動物たちが味の違いを認識しているのかわかりませんが、慣れていないようです」と同メディアに話している。
しかし、ハンガーストライキは効果を発揮しているようだ。
「新しい魚を拒む子には、これまで通りの餌を与えています」と島本さんは述べている。
一方、味にこだわりのあるペンギンたちは、Twitterでファンを増やしている。
CNNのジェイク・クォン氏が魚を拒否するペンギンの画像をツイートした後、さまざまな反応が投稿されている。
「王よ、あなたは自分の価値を知っている」
「彼らは、もっと良い食べ物を受けるに値する」
「これは自社ブランド製品しが残っていない時の私の反応」
「これが世界の労働者の姿だ。団結しよう」
「天然ではなく養殖のサーモンを与えようとした時のうちの猫もこんな感じ」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。