小児外科医、「クマのぬいぐるみの縫合手術」を成功させる 男の子の願い叶える

か、かわいい...

Patient asks if I can also fix teddy bear just before being put off to sleep... how could I say no? pic.twitter.com/WOKFc5zr91

— P. Daniel McNeely (@pdmcneely) 2018年9月30日

カナダ・ノバスコシア州の小児神経外科医が、クマのぬいぐるみの「手術」にあたっている様子を撮った写真がTwitterに投稿され、拡散している。

手術をしているのは、同州ハリファクス市の病院に勤務する小児神経外科医、ダニエル・マクニーリーさん。

ワシントンポストCBCによると、マクニーリーさんにクマのぬいぐるみの手術を頼んだのは、水頭症の手術を受けることになっていた8歳の男の子。ぬいぐるみを「リトルベイビー」と名付け、いつも一緒に過ごしてきた。

男の子は手術室に向かう際、マクニーリーさんにこう頼んだという。

「やぶけちゃったクマを縫ってほしい」

慣れ親しんだぬいぐるみと一緒に手術室に入ることは珍しくなかったが、ぬいぐるみも一緒に手術してほしいと頼まれたのは、初めてだったという。

男の子の手術もリトルベイビーの手術も無事成功した。Twitterでは「ノーなんて言える?」というコメントとともに、拡大鏡ルーペをつけたマックニーリーさんが、水色の手袋をつけ、麻酔のマスクをつけたクマのぬいぐるみの脇の下のやぶけたところを縫合する様子が投稿された。

研修医が撮ったリトルベイビーの手術の写真を開設したばかりのTwitterで投稿すると、3万2千を超える「いいね」がついた。マクニーリーさんはCBCの取材に「 (この写真で)どこかで人をにっこりさせられるかもしれないと思ったんだ」と話している。