3・11から3年、今年も「Peace On Earth」で会いましょう!

2011年3月11日から3年。皆さんはどんな思いで迎えていますか?日本の歴史の軸が大きく動いた あの時、年齢の差や、立場の違いや、身内かどうかも関係なく、この命の根源に立つ大きな運命共同体のような気持ちが芽生えた瞬間だった、と思います。
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2011年3月11日から3年。皆さんはどんな思いで迎えていますか?

日本の歴史の軸が大きく動いた あの時、年齢の差や、立場の違いや、身内かどうかも関係なく、この命の根源に立つ大きな運命共同体のような気持ちが芽生えた瞬間だった、と思います。

それからの3年、私にとって、本当に大切な時間でした。

この想いを持ち続けたい、伝え続けたい、繋がり続けたい、それが今の思いです。

2012年3月11日、2013年の3月11日、同じような思いを持ち寄って、ミュージシャンやコメンテーターなどに声をかけ、「Peace On Earth」というイベントを東京・日比谷公園で開いてきて、 そこから新しいムーブメントが生まれました。

生き方を変えたい若者の自由な発想から、エネルギーのことも、ライフスタイルのことも、誰かに決められた通りではなく、自分たちで考え決め行動して行く大きな意志が生まれたと思います。

今年も「Peace On Earth」、3月8日(土)、9日(日)、11日(火)の3日間開催されます。

今年は昨年以上に沢山のアーティストが集まります。

年齢やジャンルを越えたコラボレーションが ここから生まれ、幾つもの「発言するミュージシャン」の場を作ってきた!その結果が溢れる時間になることでしょう。

この大きな可能性を、3年で終わりにするのではなく、ここからが始まりであるように、今回のイベントを成功させ、これからを創って行きたいと思います。

私自身の歴史を振り返ると、幾つか時代の転換点がありました。

デビューした1960年代半ばは、安保闘争という政治の時代にピリオドを打ったように、文化芸能の花が開きました。石原裕次郎、美空ひばり、越路吹雪、といった大御所はもちろん、グループサウンズの大活躍が、生まれたばかりのテレビジョンから送り出されて来た、そんな芸能黄金時代です。

でもそれからたった数年の後、1968年69年、ベトナム反戦が世界中で叫ばれる中で、日本の若者達は芸能という壁の外に、自分たちの場を創り始めたのです。

学生たちが集会を開き、それはアングラフォークと呼ばれる熱狂へと発展し、今で言うインディーズのレコードレーベルも生まれ、そこからテレビに出ないアーティストたちがヒーローになり、日本語のロック、フォーク、シンガーソングライターが生まれたのです。

でもそこから次々とヒットソングが出てくるようになると、今度は芸能界がそこを拾い上げ「ニューミュージック」というジャンルが出てきます。

70年安保の敗北感の中で、政治性をグッと薄めたフォークやロックが受けるようになり、それが今のオリジナルのJ-POPの出発点になって行きました。

音楽の火蓋はいつも壁の外で切られ、成果を壁の内側に取り込まれる、という経過をたどる!

特に、音楽のビッグビジネス化が進んだ90年代には、壁の外のアンダーグランドな動きが太刀打ちできない傾向になった、と思います。

でも、すごいのはその後です。2000年を迎える頃、「モンパチ」などインディーズのアーティストたちの大活躍時代が始まりました。それはネットの広がりの結果でもあるでしょう。

今回、「 Peace On Earth 」に集まる、「Hi-STANDARD!」の難波君、「BRAHMAN」の、TOSHI-LOWくん、私もコラボしている「シアターブルック」なども、その中のヒーローであり、その向こうには数え切れないバンドのアンダーグランドな場が広がっていると思います。

それが3・11で繋がる場を持った、ということは、本当に素晴らしいことだと思います。今年は「LUNA SEA」のSUGIZOさんも参加してくれます。

ここから次の音楽シーンを変える革命的なムーブメントが生まれるとすれば、また大きなエネルギーが生まれて来ることでしょう。すごい楽しみです。

日比谷公園に是非集まってください。

私は三日間とも参加しますが、11日のステージではじっくり歌う予定です。SUGIZOさんとのコラボレーションも出来るかも!

Peace On Earth ウェブサイト