11年ぶりに来日し、東京、大阪、福岡でライブツアーを行った元ビートルズのポール・マッカートニーさん。公演中の撮影が禁止されているライブが多い中、ポールさんのツアーでは、スマホ、タブレットに限って撮影が解禁された。
スマホやタブレットのみで許可し、ソーシャルメディアに投稿されることにより、拡散され、認知を広めるのが主な目的。海外のアーティストでは珍しい事例ではなく、近年、撮影を許可しているアーティストは増えているという。
【公演中の写真撮影に関しまして】
携帯電話、ipadなどのタブレット型メディアプレーヤー以外での写真撮影は禁止させて頂きます。
いずれもフラッシュのご使用、動画の撮影は禁止させて頂きます。
この度、大阪公演と福岡公演にてルールの相違があるとのご指摘をいただいておりますが、
全公演同じルールにて行わせて頂いております。
主催側といたしましては
全てのお客様にお声がけをすることは現実的に難しい状況であるということを予めご理解頂き、
皆様のご協力を頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
撮影が公式に許可されたことにより、多くの観客がFacebookやTwitterに投稿。その多くは歓迎ムードだ。
一方でコンサート中の撮影に関して、明るい液晶が光ったり、シャッター音がじゃまになるなど、否定的な声もある。
こういった声に対して、公演の一部だけ撮影を許可することで、トラブルも防げ、ファンも喜び、主催者側もメリットを得られるのでは、という意見が提起されている。
「写真撮影はダメよ。でも、カーテンコールだけは撮影してもいいわ」
これは、うまいやり方だと思いました。つまり、ライブ中・公演中、どこでも撮影解禁にするのではなく、撮影可能な時間帯を制限する。しかも、カーテンコールであれば、基本演目はすべて終了しているので、周囲の人達にも、それほど迷惑がかかるということもないでしょう。
そして、すばらしい公演の記憶を長く留めるためには、自分で撮った写真が1枚でもあるとないとでは大違いです。もちろん、ソーシャルメディアなどで、友人・知人に、公演のすごさを伝えるためにも、写真が1枚あると、説得力が段違いに違うのです。
(Yahoo!個人「ポール・マッカートニーとシルク・ドゥ・ソレイユに見るライブ写真撮影可能問題(いしたにまさき)」より 2013/11/25)
※ライブでの撮影、みなさんはどう思いますか。ご意見をお聞かせください。
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