この小泉氏の表明は、多くの海外メディアでも取り上げられている。
■「これは一大事だ」
アメリカのニューヨーク・タイムズは、「日本の政治家が父親として育児休暇を取得する。これは一大事だ」と報じている。
記事では、「日本では、男性は一般的に、家族に負担を強いてでも、雇用主に対して絶対的な忠誠を示すことが期待されている。小泉氏の宣言は、このような状況が変わり始めるかもしれないという希望をもたらした」と説明している。
■「労働圧力への挑戦だ」
イギリスのBBCは、「日本の大臣が父親として育休をとることは、労働圧力への挑戦だ」と報じた。
日本の男性の育休取得率が約6%にとどまる理由について(2018年度)、「仕事を続けるべきという圧力があるため」と触れている。また、小泉氏が2019年から育休取得についての検討をしてきたことが、日本で議論を引き起こしたことにも言及している。
■「長時間労働を賞賛する社会」
イギリスのガーディアン紙も、「小泉氏は、父親として育休を取る初めての日本の大臣だ」と題して報じた。
記事では、日本で育休を取得する父親が少ない理由について、「長時間労働を賞賛する社会と雇用主からの圧力による」という見方を紹介している。