宮崎県宮崎市で、6月10日から同性パートナーシップ宣誓制度がスタートする。同市が6日に発表した。
ハフポストの調べでは、宮崎市のパートナーシップ制度の導入は全国で22番目。九州では福岡県福岡市、熊本県熊本市に続き3番目となる。
■ 導入して、理解を広めていきたい
同市のウェブサイトによると、「性的少数者の方々が抱える生きづらさの解消」のために導入した。
宣誓できるのは20歳以上。どちらかもしくは双方がセクシュアルマイノリティで、同性間でも異性間でも宣誓できる。
宮崎市の担当者によると、同市はこれまで当事者団体と一緒に、LGBTQの啓発活動を進めてきた。
意見交換会で、パートナーシップ制度が欲しいという声が出たこともあったが、今回の導入は、当事者団体からの直接の要望や要請を受けたものではないという。
「市が制度を設けることで、住民の皆さんへの理解が進むのではないかと思います。啓発や協力をお願いするために導入しました」と担当者は話す。
6月10日から電話予約を開始し、17日から宣誓と宣誓書受領証の交付を開始する。
6月13日と15日には説明会を予定していて、すでに制度を利用したいという人から、問い合わせがあるという。