サッカー元韓国代表MFで、Jリーグの京都パープルサンガやイギリス・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドなどでプレーした朴智星(パク・チソン)(33)が5月14日、韓国・水原(スウォン)市で記者会見を開き、現役引退を表明した。
朴は「ひざの状態が悪く、次のシーズンに耐えられないと判断して引退を決めた」と話した。
朴は小学校4年からサッカーを始め、明知大を休学して2000年にJリーグの京都パープルサンガに入団し、頭角を現した。2000年シドニーオリンピック代表に選出されてから、試合終盤までピッチを走り回る豊富な運動量とスピードが評価され、2002年日韓ワールドカップでベスト4入りした韓国代表の中心メンバーに定着した。
当時代表監督だったヒディンク監督(元オランダ代表監督)の推薦で2002-2003年シーズンからオランダのPSVアイントホーヘンに移籍。2005-2006年シーズンから7季、マンチェスター・ユナイテッドでプレーした。その間、アジア人選手として初めて欧州チャンピオンズリーグ優勝(2008-2009シーズン)も経験している。
ただ、2007年に手術した右ひざの状態は思わしくなく、選手生活の終盤は故障に悩まされてきた。
2012-2013年シーズンからは、マンUに移籍してきた香川慎司と入れ替わる形でプレミアリーグのQPRでプレーし、2013-2014年シーズンはQPRの2部降格に伴い、古巣のPSVアイントホーヘンにレンタル移籍していた。
韓国代表としては2002年から2010年まで3回のワールドカップに出場し、韓国サッカー界の英雄的存在だったが、2011年に代表引退を宣言していた。
関連記事