トランプ大統領の「パリ協定」離脱表明を受けて、緑に染まったパリ市庁舎

6月1日夜、フランス・パリの市庁舎が緑に輝いた。
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6月1日夜、フランス・パリの市庁舎が緑に輝いた。このライトアップは、アメリカのトランプ大統領による「パリ協定」からの離脱表明に対する、パリ市全体と市長のアンヌ・イダルゴ氏の抗議の意志を表わすものだ。

22時を少し過ぎたころ、市庁舎の正面は緑にライトアップされた。「ドナルド・トランプ大統領の決定に対するパリの不承認を表明し、「パリ協定」の適用を決めた各都市の決断を思い起こさせるため」のものだと、パリ市は公式発表で述べた。

「今夜パリ市庁舎は、「パリ協定」への市民の支持を改めて表明するため、緑にライトアップします」

「C40(世界大都市気候先導グループ)」 のメンバーである世界のその他の大都市も、パリに続いて同様のライトアップを行った。

「パリ、モントリオール、メキシコ、ニューヨークも「気候」の色に染まる。かつてないほどの団結を見せる各都市、挑戦する覚悟はできている」

別の声明のなかでイダルゴ市長は、この離脱表明を「重大な結果をもたらす致命的な誤ち」「前代未聞の外交的失策」と表現。「ドナルド・トランプの最終決定がなんであれ、世界の大都市、中でも『C40』のメンバーであるアメリカの12の都市は、『パリ協定』を実現させるべく責任を果たします」とパリ市長は断言した。

またニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏は、トランプ大統領の離脱表明に反対する同盟を結成し、「1 ワールドトレードセンター」で同様のライトアップを行うことを許可した。タワーは闇夜のなか、緑色に輝いた。

ハフポスト・フランス版より翻訳・加筆しました。