「しつけ」で山中に7歳男児置き去りか 両親、当初は「行方不明」と説明

7歳の男児が「行方不明になった」と通報されたが、その後の警察の調べに両親が「しつけとして置き去りにした」と話していることが分かった。
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Japan, Hokkaido, Kameda District, Nanae, View of Tree base. (Photo by: JTB Photo/UIG via Getty Images)
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北海道七飯町の山林で5月28日に7歳の男児が「行方不明になった」と通報されたが、その後の警察の調べに両親が「しつけとして置き去りにした」と話していることが分かったと、NHKニュースなどが警察情報をもとに29日に伝えた。

朝日新聞デジタルによると、行方不明になっているのは北海道北斗市の小学2年生、田野岡大和君(7)。函館中央署や消防などが150人態勢で山中を捜索したが、29日日没までに見つからなかった。

現場は起伏のある斜面と沢が入り組んだ山林。同署によると、大和君は28日、家族4人で近くの公園を訪れた。小石を人や車に投げつけるなどしたため、両親が「悪いことをするとこうなる」という意味で、同日午後5時ごろ、現場の山道で大和君を車から降ろした。500メートルほど離れ、5~10分してから戻ったところ、大和君はいなくなっていたという。

「しつけ」で山林に置き去り、小学生が行方不明 北海道:朝日新聞デジタルより 2016年5月29日18時52分)

時事通信は北海道警の情報として、両親が当初、警察に対し「山菜採りに出かけてはぐれた」と虚偽の説明をしていたと報じている。

大和君は身長約120センチで、不明時の服装は胸にアルファベットのロゴが入った黒色のTシャツに紺色のジャージー姿。赤色の運動靴を履いていた。食料や携帯電話などは持っていなかった。

しつけで7歳男児置き去り=28日から山林で不明-両親、警察に虚偽説明・北海道:時事ドットコムより 2016/05/29-19:00)