米カリフォルニアの「ローダイ・パラシュート・センター」で10月14日、スカイダイビングをしていた女性がパラシュートが開かずに死亡した。米連邦航空局によると、パラシュートなどの機材は女性本人の所有物だった。連邦航空局は調査を行う予定だが、通常のケースでは、パラシュートが適切な人物によって、適切に準備されていたかどうかを調べるだけになるという。
施設の公式サイトによると、センターは1964年開設で、全米最大級、最も歴史のある施設の一つだという。スカイダイバーのために飛行機を出しているほか、タンデムで一緒に飛ぶインストラクターの紹介や装備のレンタルも行っている。
地元メディアによると、このセンターでは1981年以降、少なくとも18人の死亡事故が起きている。
「Capital Public Radio」によると、2016年には、初めてスカイダイビングをした男性(18)とインストラクターの男性(25)がともに墜落死した。このインストラクターは米パラシュート協会のトレーニングや正式な認定を受けていなかった。この事故を受けて、カリフォルニアでは「Tyler's Law」と呼ばれる、インストラクターが正式な認定を受けているかの確認をセンター側に義務付ける法律ができた。