「なんて大きいんだ!」
アメリカ・カリフォルニア州で、2人のパドルボーダーが巨大マンボウと遭遇し、写真や動画をSNSでシェアしました。
投稿したのは、海洋保護団体「プロジェクトO」設立者のジャーマンさんと友人のマット・ホイートンさん。
2人は12月2日にラグナビーチでパドルボード中、日光浴をしていたマンボウと遭遇しました。
ジャーマンさんはこれまで何度もマンボウを見たことはあるものの、これまでの個体とは明らかにサイズが違ったといいます。
「こんな大きなマンボウは見たことがない」とハフポストUS版の取材に驚きを語っています。
また、Instagramには「メジャーを持っていなかったのだけれど、マットのボードは14フィート(約4.2メートル)。このマンボウは確実に9フィート(約2.7メートル)以上はありました。 興味深い生き物を目にするのはいつも楽しい。すごいマンボウだ!」とつづっています。
ナショナルジオグラフィックによると、マンボウは世界最大級の硬骨魚で、最大で縦4.2メートル、横3メートル、重さ2250キログラムにもなるそう。サメやエイはもっと大きくなりますが、軟骨魚です。
ジャーマンさんは、USAトゥデイに「切断されたサメのエイリアンのようだった」とも語っています。
海でサメのような見た目の巨大魚と遭遇するのは恐怖ですが、マンボウは「優しい巨人」とも呼ばれていて、人間を攻撃することはありません。比較的小さな口をしていて、クラゲなどを好んで食べます。
ちなみに、ギネス世界記録に掲載されているのは1996年に千葉県鴨川市沖で漁獲されたマンボウで、体長2.72メートル、重さ2300キロです。
しかしこれを超える個体の報告もあり、10月には北アフリカで、縦3.2メートル、横2.9メートルのマンボウが漁獲されています。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。