2014年にノーベル平和賞を受賞したパキスタンの活動家、マララ・ユスフザイさん(20)が8月17日、自身のTwitterでイギリスの名門オックスフォード大学への進学が決まったことを報告した。
マララさんは、大学から届いた合否発表通知の写真を投稿。そこには、哲学と政治経済の学部への入学が許可する内容が書かれている。
写真にコメントも添え、「オックスフォードに行けるなんてワクワクする!」と喜びが爆発。「学校のみんな、本当に大変な1年だったけど、よく頑張ったね。これからの生活が素晴らしいものでありますように!」と、苦楽をともにした仲間をねぎらった。
オックスフォード大学は、イギリスのメイ首相やキャメロン前首相、ビル・クリントン米元大統領ら数々の著名政治家を輩出している。中でもマララさんが進学を予定している哲学と政治経済の学部は、イスラム圏初の女性首相となったパキスタンのベナジル・ブット元首相と同じ専攻だ。
パキスタン出身のマララさんは、女性が教育を受ける権利を求めて活動をしていたところ、2012年に武装勢力のタリバンに銃撃され頭と首に重傷をおった。しかし、その後も活動を続けた功績が認められ、2014年に史上最年少の17歳でノーベル平和賞を受賞した。
その後は、イギリスの高校に通いながら、世界各地で子どもや女性が教育を受ける権利を広める活動を続けていた。
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