Xin Chao!ベトナム ホーチミン在住の鼈宮谷(べっくや)です。
こちらも着々とクリスマスムードが高まってきました。Tシャツ・短パンで迎えるクリスマスは、なかなか違和感があるものです。
今日のテーマは「初めての海外赴任に何を持っていけばいいの?」。
これまで留学経験も海外在住経験もなかった私は、一体何を持っていけば良いのか見当がつかず服やら日用品やらを詰めまくり、結局スーツケースは30kg近くに。
自力で階段すら上がれず、泣きそうになりながら荷物を運びました。
そこで、これから海外で働く皆さまの効率的なパッキングに役立つよう、経験から学んだ「持ってきてよかったもの」「いらなかったもの」をお伝えしたいと思います。
他の国に住んだことがないため断言はできませんが、ホーチミンは衣食住に関する必需品が手に入りやすい街なので、ここに挙げた持ち物は「必要最低限」とも言えるかもしれません。
少しでも参考になれば嬉しいです!
1、重要度◎ 持ってきてよかったもの!
・現地語のゆびさし会話帳
思いのほか英語が通じなかったため、赴任直後はゆびさし会話帳がかなり役立ちました。
事前に現地語を勉強するに越したことはないのですが......。
・日本語の本
ホーチミンではほとんど手に入らない日本語の本。読書が好きな人はお気に入りを持っていくべし!
もちろん、軽量化を図るなら電子書籍がベストです。
・履き慣れた靴
足に合うぺたんこパンプス1足、仕事用のパンプス(ヒール低め)1足、ここぞというとき用のピンヒール1足。
慣れない地で自分の足に合う靴を探すのは大変なので、持参が吉。
・日焼け止め
初日からガンガン使います!!
セブンイレブンのオリジナルブランド「パラドゥ」の日焼け止め「BUZZ GUARD」は、低刺激で虫よけも兼ねている優れもの。
・計量カップ、計量スプーン
なぜかどこにも売っていません。分量を計るという文化がないのか......?
・塩麹
持ってきてよかった調味料No.1!
ベトナムのスーパーで売っているお肉は基本的に固いのですが、塩麹につけこんでから調理するとぐっとやわらかく&おいしくなります。
・サランラップ
(おそらく)どの家にも蟻がいるので、食料を守るためのグッズは必須。
日本のサランラップの品質は素晴らしいです。
・日本のお菓子、ちょっとしたお土産
繊細な和菓子やコンビニのお菓子は、ベトナムの方々にも人気です。
コミュニケーションのきっかけにぜひ!
・写真、寄せ書き
日本を出る前に友達からもらった寄せ書きや写真。時々眺めてはにやにやしています。
・コンタクトレンズ
未だにどこで買うのかわかりません......。
・クレジットカード
現金がなくなったときのために、VISAかMASTERを1枚。
2、重要度○ あれば便利!!
・シリコン鍋
日本を発つ前にいただいたシリコン鍋。レンジでお米が炊けたり、短時間で煮物が作れたり、とっても便利です。
・そば、めんつゆ
保存がきくし茹でるだけで1食できあがるので、かなり重宝しています。
・料理酒、みりん、味噌
醤油、砂糖、塩、酢はどこでも買えますが、上記は売っている場所が少ない&高いので、余裕があれば持参が◎
・小麦粉
ベトナムの小麦粉は虫が入っていることがあると聞いたので、持参。
・ダイソー 袋キャップ
袋につけるだけで密封できる超便利グッズ。
ダイソーのキッチン用品はバラエティ豊かなので、近所にあれば一度チェックすることをおすすめします。
・ヴァセリン
ハンドクリームやリップクリーム、靴磨きの代わりにもなる優れもの。1つあると便利です。
・椿油
髪がパサパサになるので、乾燥対策に。
・ユニクロ ウルトラライトダウン
冬に一時帰国する場合に備え、かさばらないアウターが1枚あると○。
・お守り
なんとなく、あると安心。
3、重要度△ いらなかったもの
・服
日本の服はベトナムに馴染まないデザインが多いので、持参する洋服は最低限でOK。
常夏の国ならではの華やかでかわいい服を探すのも、ホーチミンライフの醍醐味です。
・靴下
念のため持ってきましたが、一度も履いていません。レギンスやタイツも出番は100%なし。
・肩にかけられない鞄
持ち手の短い鞄はひったくりにあう危険性が高いため、使いどころが少ないです。
・お米
スーパーや市場で日本米が手に入ります。
・醤油、砂糖、塩、酢
スーパーで買えます。重かったのに......。
・予備の化粧品
デパートの化粧品売り場の品ぞろえは日本と変わらないので、
「これじゃなきゃ!」というものがなければ、予備を持ってくる必要はありません。
以上、初めての海外赴任に「持ってきてよかったもの」「いらなかったもの」をご紹介しました。
日本から使い慣れたものを持参するのも良いですが、その国で普通に生活している人々がいる以上、ものが少なくても案外ちゃんと暮らせるものです。
駐在を機に、その土地で作られたものを買ったりその土地に根付く生活の知恵を学んだりするのも楽しみのひとつ。
Made in JAPANに縛られすぎず、「これだけは!」という最小限の荷物で出発することをお勧めします。
~この記事を読んだ方にオススメ~
ライター
鼈宮谷 千尋/Chihiro Bekkuya
大学卒業後4年間勤めたPR会社を退職し、日本語学校新規立ち上げのためベトナム、ホーチミンへ移住。WEBマガジン「Travelers Box」エディター/ライター、リトルプレス「WORLD YOUTH PRODUCTS」エディター。旅するように身軽に生きていきたい。
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