8年間勤めた大手企業を辞め、上海で英語と中国語を学ぶ4つの理由

私が英語力を身につけたいと思ったのは、社会人になって4年目、2011年の夏休みのことです。
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はじめまして!chanaと申します。

この度、9月から上海の華東師範大学の中英バイリンガルコースに1年間の語学留学をすることになりました。

私にとって中国はアジアの中でもベスト3に入るくらい好きな国なので、これから現地のお役立ち情報などを発信していけたらと思っています。

今回は、留学に至った経緯を、動機を交えてお話させてください。

まず初めにお伝えしておくと、私は英語も中国語も話せません。

私が英語力を身につけたいと思ったのは、社会人になって4年目、2011年の夏休みのことです。

アジア旅で感じた「英語のできない自分」

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▲ラオス/タイの国境フエサイから世界遺産都市ルアンパバーンまでの400kmをボートで5時間かけて移動

きっかけは、当時付き合っていた海外旅行好きな帰国子女の彼氏と一緒に行った、タイ〜ラオス〜ベトナムを陸路で旅するバックパックの旅でした。

運悪くも、当時タイは大洪水。

山間部は土砂崩れがひどく、陸路での国境越えはタイからラオスも、ラオスからベトナムの道中もかなり大変な旅路でした。

毎日が未知の世界の連続で、とても刺激的な旅だったのですが、道中で彼が取る外国人との英語コミュニケーションや英語での情報収集力に、私は劣等感を感じずにはいられませんでした。

タイの現地ツアーで同行したドイツ人と話せば、今のヨーロッパの状況を知ることができ、ベトナムで同じゲストハウスに滞在したロシア人としゃべると、「今度ロシアに来たときに案内するよ」などという一石二鳥なシチュエーションが旅行中に発生することに純粋に驚きました。

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▲タイ・チェンマイから現地ツアーに参加。山を越え、辿り着いた少数民族が住む村の宿にての朝食

英語が話せれば、旅はもっと豊かになる!

同時に英語という言語の無敵さも実感しました。

英語が話せる人は世界に本当にたくさんいて、英語が話せるだけで旅はもっと自由で気楽で楽しくなるということ。

その旅行前までの私は、恥ずかしながら「旅行中の英語は自分の要望が通じればOK!」くらいにしか思っていませんでした。

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▲ベトナム・ハノイ市内にて。民家に挟まれた線路には今も電車が通る

せっかく旅行に行くんだったら、もっと現地の深く広い世界を知り、あわよくば外国人と友達になりたい〜〜〜!!

また、東南アジアは活気と希望であふれていて、英語ができればさらに仕事の幅が広がりそう。

そう思ってアジア留学を決めたのです。

こんなにメリットがある、上海での語学留学

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そんな私が上海に留学した理由は4つあります。

1.活気ある街

私は活気あるアジア・東南アジアが大好きで、中国には何回も旅行しているうちにその合理性とエキサイティングさに魅せられ、もっと知りたいと思うようになりました。

中でも、上海は商業の街であり貿易都市。

街にはとても活気が溢れていて外国人も多く住む国際都市です。

また、古い建築物が好きなので、旧租界エリアなどの街並みは歩いているだけで気分が心地よくなります。

2.学費の安さと授業量について

現地では各大学が留学生を対象にした語学学習コースを開設していて、大抵どのコースも入学試験が無く、希望者は申込みさえすれば入学できます。

私が通う大学の授業料は中国語のみのコースは半期(6ヶ月)で8,000〜9,000元(16〜18万円程度)です。

授業のコマ数は1週間で20〜25コマ(1コマ45分程度)。

ちなみに私が行く中英バイリンガルコースは、半期で15,000元(30万円程度)です。

3.同時に2言語学べる環境がある

私は、自分の英会話力を上げるためには日本語が話せない友人が必要だと考えています。

そうすれば、日常のコミュニケーションが必然的に日本語以外の言語になるからです。

中英バイリンガルコースを受講することは、そういった意味で良い環境だと思います。

4.中国語を学びながら、英語を話す外国人留学生の友達を作れる!

中国語クラスでできた友人と、英語クラスで学んだ英語をアウトプットする。

このサイクルがうまく循環してゆけば、英語も中国語も同時にレベルアップできるのではないかと考えています。

また、上海であれば日本から地理的にも近く(東京から飛行機で3時間程度)、

日本人居住者も多いので不便がないというのも私には魅力的でした。

<華東師範大学の紹介>

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私がこの9月から通う華東師範大学には、美しいガーデンキャンパスがあり、別称「Garden University」と呼ばれるほどです。

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正門を入れば上海とは思えない静けさに包まれ、隣には芝生、正面には並木道が広がります。

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並木道の先には毛沢東主席が!

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校舎内には寮や住宅もあり、庭では釣りをしている人や芝生でランチしている人がいたりと生活の一面も垣間見えます。

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▲留学生校舎

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▲留学生校舎隣のカフェテリア

とても広大なキャンパスなので留学生校舎は正門から歩いて15分もかかりますが、これだけ緑にあふれていると朝の散歩のようなすがすがしい気分になりとても心地よいです♡

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これから上海での留学や生活のこと、色々お送りしていきます。

どうぞよろしくお願いいたします!

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ライター

chana

1984年生まれ。東京家政大学造形表現学科でグラフィックやファッションデザイン、立体造形を学んだ後、大手生命保険会社に8年勤務。丸の内朝大学アジア発見クラスを受講するなどアジアに興味があり、アジアの混沌とした風景と活気ある雰囲気が好き。好きな言葉は「Nothing is impossible. Because,impossible itself says "I'm possible".」「優しさは強さから生まれる」。

週刊ABROADERSは、アジアで働きたい日本人のためのリアル情報サイトです。海外でいつか働いてみたいけど、現地の暮らしは一体どうなるのだろう?」という疑問に対し、現地情報や住んでいる人の声を発信します。そのことによって、アジアで働きたい日本人の背中を押し、「アジアで働く」という生き方の選択肢を増やすことを目指しています。

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