イエローモンキー復活劇描くドキュメンタリー映画『オトトキ』秋公開を発表 「ピュアでドラマティックな真実」

イエローモンキーの映画であると同時に皆さんの映画でもあると思います。(吉井和哉)
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2016年に15年ぶりに再結成したバンドTHE YELLOW MONKEY(イエローモンキー)の1年間を追ったドキュメンタリー映画のタイトルが「オトトキ」に決まったと8月9日、発表された。11月11日から全国で公開される。

2016年に全国で42公演、36万人を動員したライブツアーなどの舞台裏や、関係者のコメントを交えた作品となったという。

監督を務めるのは、性同一性障害を持つアーティスト・ピュ〜ぴるを追った初監督作品『ピュ〜ぴる』(2010年)や、野田洋次郎(RADWIMPS)の初主演映画『トイレのピエタ』(2015年)などを手がけた松永大司氏。

イエローモンキーは2001年1月8日の東京ドーム公演を最後に活動休止。その後、2004年に解散した。解散後の2013年に公開された前作のドキュメンタリー映画『パンドラ ザ・イエロー・モンキー PUNCH DRUNKARD TOUR THE MOVIE』では、1998年〜99年に行われた113本のツアー「PUNCH DRUNKARD」の過酷な裏舞台や、ツアー中に発生した事故、挫折を感じた経験などがメンバーや関係者から赤裸々に語られ、話題となった。

2016年のツアーでは、メンバーが「思い出深い地」と語る横浜アリーナなどでの公演によって、解散に向かうバンドの記憶を塗り替え、再び絶頂期を迎える「リベンジ」を成功させてきた。

映画公開直後の12月9・10日には、解散前最後となった場所、東京ドームでのライブ公演も予定されている。映画告知では「ついに、ある場所でのライブを仕掛ける」と予告されており、この映画から東京ドーム公演へと続く流れで、バンド解散という出来事に対する「リベンジ」を総括し、完成させる意思を感じさせる。

出演のTHE YELLOW MONKEYの4人のメンバー、監督の松永大司氏が発表したコメントは以下の通り。

吉井和哉コメント

僕たちが再びオレンジ色の中央線のラインに繋がったドキュメンタリーです。怒涛のような1年を松永監督の目線で追いかけます。ファンの方々にとっては、イエローモンキーの映画であると同時に皆さんの映画でもあると思います。

菊地英昭コメント

人にとっての一年は長いようで短い。短いようで長い。本当にいろんな物が詰まってます。メンバー、家族、待っていてくれた人達、支えてきてくれた人達、支えてくれている人達、未来を一緒に作っていくだろう人達への想いが溢れてメカラアセガ…ありがとう☆

廣瀬洋一コメント

バンド史・自分史に燦然と輝く“再集結YEAR”だった2016年の春から2017年の春までの我がTHE YELLOW MONKEYを、松永監督が見事に結び紡ぎ繋ぎあげてくださった。ココに嘘・偽りは何一つ無く、ただただピュアでドラマティックな真実が映し出されている。「本人のオマエが感極まってどうすんだよ!?」って言われちゃうほどに心が揺さぶられる作品になりましたね。

菊地英二コメント

恥ずかしいほどの素をさらけ出したメンバーを通して監督が感じ取ったものがエンドロールで見えてくると思います。手前味噌ながら、色々と飾り立てた言葉よりも音楽はより多くのモノを物語る事を実感した作品です。

松永大司監督コメント

「オトトキ」というタイトルにはいくつかの意味を含めました。

それはTHE YELLOW MONKEYというバンドを知らない人にも観てもらいたいという想いを込めて。

劇場の大きなスクリーンと音で、彼らの生きている時間を体感してもらいたいです。

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