大人になったわたしたちが、親と旅行するときの話

これさえ知れば、もっと楽しい時間になる。
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※写真はイメージです。

親元をすでに離れているのに、両親と一緒に休暇をすごそう、なんて決断はなかなかしないですよね。

でも、一緒に長い時間を過ごす機会がしばらくなかったのなら、あなた自身も親も旅への期待も、以前とはすっかり変わっているかも?

じゃあ思い切って、親と一緒に旅行してみる?

親との旅できっと経験する5つのポイントと、より良い旅のコツを紹介します。

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1. あなたが「おとな」だっていうことを、両親は忘れがち

イングランドのサリー州に住むタムジン・アイビーさん(26)は不定期ながらも、両親と20歳、22歳になる妹2人と家族旅行をしている。

彼女にとって一番大変なのは「また、子どもみたいに、扱われること」。

「父は、まるで私たちがなくし物をするんじゃないかって、家族全員分のパスポートと搭乗券を自分が持つって言い張るんです。母も私が荷造りできないと思ってる。なんども1人で旅行しているのに」と、アイビーさんは話す。

彼女はこれを「全体からすれば、小さなこと」だと話す。子どもの頃よりも親との共通点があるし、旅が楽になるからだ。

2. 「大きな子ども」に戻るのはかんたんだけど

タムジンさんの親が休暇中、かつての「親と子ども」の関係に戻りがちだという一方で、レイチェル・ランケスターさん(51)は、そうすることに罪悪感があるという。

83歳になる母との関係は、「ふたりとも強く、自立した女性で、自分のやり方で生きてきた。だから2人で一緒にどこかに行くと、時々スペースが足りなくなるの」。レイチェルは冗談めかして話す。

「疲れたり、予定通りにものごとが進まなかったりしたら、子ども役に戻っちゃうこともあるかな」。

2人が繰り返し旅をする理由は、それだけではない。レイチェルと母は、8年前に父が亡くなって以来、モロッコ、コスタリカ、ボスニアなど様々な土地を最低でも年に1回は旅行しているという。

「私にとっても母にとっても特別な時間。去年クロアチアのドゥブロヴニクの城壁を歩いたんですが、母の友人はみんなそんなの出来っこないって言ってた」とレイチェルは語る。

「母には、きっと私と一緒じゃなければやらないことがたくさんあって、それを手助けできるのは嬉しいし、知識や経験を共有できるのもうれしい。時が経つにつれ、そんな時間がより貴重だと感じる」

3. お互いのことをもっと知る機会になる

アダム・ブラッドフォールドさん(25)は両親との旅行を中断せず、続けている。3人は少なくとも年に1回旅行していて、最近はスペインなどヨーロッパ地方を回っている。

「めまぐるしい毎日を離れた、家族の絆の時間は、とても大切です」。そう、彼は話す。

「両親のいつもと違った面を見られるのは楽しいこと。好きなことや食べ物など、たくさんの共通点を発見できます」

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4. 旅費を、親が払ってくれることもある

エイミー・ニッケルさん(27)にとって、両親との旅行は、息子との格安家族旅行のチャンスだ。おじいちゃん・おばあちゃんが「大変、ありがたいことに」旅費のほとんどを払ってくれるからだ。4人は最近はカリブ海へ行ったばかりだが、普段はスペインやレジャー施設を訪れているという。

「私のお給料では行けないような、すごいところに連れて行ってくれる」。彼女はそう話す。

「人生は短いんだから、お金と経験は共有すべきでしょ、というのが両親の考えなんです」

5. 理想の休暇を諦めなければいけない時も

ロンドン出身のサバ・カーンさん(26)は、両親が離婚した後、日頃の感謝を伝えるため、旅行しようと決めた。いとことその母もあわせて、みんなでマドリードへの旅行を計画していた。

しかし、彼女といとこの2人と、母2人は楽しみ方が全く違うことが発覚、「私たちはほとんどを妥協しなければいけなかった。体力も大きく違ったし」

「それに、現地のかっこいい男性と遊びに行きたいと思っても、友達と旅行するときの様にはっちゃけたことができなかったのは辛かった!」

家族と楽しく旅行するには

家族や両親との旅行を楽しく過ごすために、リレーションシップカウンセラーのレイチェル・デイビスさんが送るヒントはこちら。

  • なんとかなるって期待しないこと。誰かが運転や料理をしてくれると、みんなが考えていたら...。心を読んだり、こうだろうと決めつける前に、ちゃんと話そう。
  • 別行動の時間をとろう。そうしたら、集合したときに、話すことが増えるよ。
  • 両親は「子どもの面倒を見なくては」と考えがちで、子どもも両親といると「お子様」になりがち。自分の休暇でもあるんだから、あなた自身の意見も大切に。もう親の許可はいらないから。
  • 同じように、これは親の休暇でもあるわけで、楽しく過ごしてもらいたいでしょ? ちょっとの「妥協」は誰も傷つけないし、潤滑油になるよ。
  • 違うことに興味・情熱がある大人たちだということを、最大限利用して。ちょっと違うことにトライするのがいいですよ!

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