不時着したのは、アメリカ軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイ。現場は名護市の東約1キロの沖合で、機体は大破した。海上保安庁によると、オスプレイは海岸から約80メートル離れた浅瀬で発見されたという。
毎日新聞は「オスプレイ バラバラの『不時着』 防衛省『墜落』否定」との見出しで、「上空から見ると機体の損傷度合いから『墜落』したようにも見えるが、防衛省は事故公表後にいち早く『不時着』と表現。安全性への懸念が広がることへの警戒感をにじませた」として、次のように伝えている。
防衛省は「不時着」とした理由について、米側が「着水」と表現していることや、5人全員が生存していることから海面に強くたたきつけられたものではない--などとしている。稲田朋美防衛相は米軍からの情報を含めて「コントロールを失った状況ではなく、パイロットの意思で着水したと考えている」と述べた。
だが、防衛省は、墜落だとの指摘を否定できる材料を持っていないことは認めている。そもそも省内に「墜落」の明確な定義もないという。
(オスプレイ:バラバラの「不時着」 防衛省「墜落」否定 - 毎日新聞より 2016/12/14 11:18)
オスプレイは国外で相次いで事故を起こしており、沖縄県の翁長雄志知事は配備に反対している。
オスプレイ事故の現場を画像で紹介する。
海面に見える、不時着した米海兵隊の新型輸送機オスプレイのものとみられる残骸=14日午前、沖縄県名護市
不時着した米海兵隊の新型輸送機オスプレイの残骸とみられる破片を回収する米軍関係者=14日午前、沖縄県名護市
米海兵隊の新型輸送機オスプレイが不時着した現場に近い海岸で、規制線を張る沖縄県警の機動隊員=14日午前、沖縄県名護市
海面に見える、不時着した米海兵隊の新型輸送機オスプレイの残骸=14日午前、沖縄県名護市
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