18日(月)7時58分に大阪府北部で震度6弱を観測する地震が発生しました。
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西日本で大きな地震が発生すると、南海トラフとの関連がどうなのか注目されています。
今回の大阪北部を震源とする地震は「直下型地震」。
陸地の直下が震源の地震で、震源の周辺では、震度6弱を観測するなど強い揺れが発生しました。
地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.1と、南海トラフで発生が懸念されているような、M8を超えるような巨大な規模の地震ではありませんでした。
そのため、被害状況として、家屋自体が倒壊したという報告は、今のところほとんどなく、室内の落下物やブロック塀が壊れるなどの被害が多くなりました。
実は、過去に今回の震源と同じような場所での大きな地震というは、ほとんど発生していません。
阪神淡路大震災が、記憶に新しいところですが、地震を引き起こしたとされる断層は別の断層になります。
阪神淡路大震災は、「六甲・淡路島断層帯」による地震、今回の地震は、その東隣にある「有馬-高槻断層帯」の東端で発生した地震となります。
2016年4月に発生した熊本地震では、いわゆる前震と呼ばれている地震と本震は、隣接する断層で発生した地震でした。
熊本地震では、前震の大きな地震が発生した約3時間以内に、震度6弱以上を観測する地震が複数回発生するなど、M5クラスという大きめの余震(本震に近い規模の地震)がたびたび発生していました。
今回の地震は、地震の規模(マグニチュード)の数字でいうと、半分程度(M3程度)の余震が多めとなっています。
ただし、地震の規模が大きめの余震が発生すると、さらに大きな地震が引き起こされる可能性があるので、油断はできません。
西日本全体の地震活動は、阪神淡路大震災以降、大きな周期でみると活発化してきています。
南海トラフの巨大地震が発生する50年ほど前から、西日本の内陸で地震活動が活発化する事例は、過去にはありました。
今回の地震は、その一連の地震なのか、関連が薄いのかは見極めは必要になります。
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