大阪、天王寺など大阪市内のターミナル駅を約40分かけて循環するJR大阪環状線は、1964年の全線開業から52年、駅舎や車両が老朽化し、いつしか「古い」「汚い」といったイメージがつきまとうようになっていた。
そんな大阪環状線を生まれ変わらせようと、JR西日本の「大阪環状線改造プロジェクト」が始まったのが2013年12月。実に45年ぶりの新型車両となる323系が2016年末に導入されたほか、駅舎や施設のリニューアルも始まっている。
その一環として、JR西日本の近畿圏では珍しい、発車メロディーを2014年から全19駅に導入した。19駅それぞれの駅にちなんだ歌謡曲や童謡、オリジナル曲などを配しており、そのセンスには「さすが大阪」とうなるしかない。
毎日、通勤で使う関西人にはもはや常識だけど、この発車メロディーがどの駅で使われているか、ご存じですか?
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森ノ宮駅は「森のくまさん」、大阪城公園駅はホラ貝の音。寺田町駅はヒップホップグループ・韻シストの「Life Goes On」、芦原橋は、地元の芦原橋太鼓集団「怒」の「祭」など、オリジナル曲も使われている。
ところで、京橋駅は「一郎さんの牧場でイーアイイーアイオー」の歌詞で知られるアメリカ民謡「ゆかいな牧場」。大阪では「大阪うまいもんの歌」という替え歌で知られており、飲食店の多い街にちなんでこの曲が使われた。京橋と言えば「京橋は、ええとこだっせ」でお馴染み某レジャー施設のCMソングの印象が強いが、JR西日本の担当者に聞いたところ「個人的には私もそう思いますが、一商業施設の歌はちょっと…」という答えが返ってきた。