ユダヤ教の中でも特に厳格な超正統派(ウルトラオーソドックス、ハレーディー)のユダヤ人男性数名が、女性客の隣に着席することを拒んだため、デルタ航空の国際線フライトが約30分遅延したと報じられている。
イスラエルラジオによると、テルアビブ・ベン・グリオン国際空港発JFK国際空港行きデルタ航空468便が機上の混乱を理由に当初予定の出発時刻から30分遅れて離陸したことを伝えた。超正統派の男性数名が、女性の隣に割り当てられた座席に座ることを拒否した。しかし、他の乗客たちもまた男性らと座席を交換することに応じなかったため、遅延は長引いた。
超正統派では、肉親間と夫婦間を除く男女の物理的な接触は禁じられている。
ハフポストUS版はデルタ航空にコメントを求めたが、返答はなかった。
9月には、ニューヨーク発テルアビブ着のエル・アル航空のフライトでも似たような事態が起こった。超正統派のユダヤ人男性らが隣席の女性に席を移るよう要請し、さらに座席変更への補償まで申し出たという。ユダヤ人男性たちはフライトが「11時間におよんだ悪夢だった」と述べ、女性のうち数名はエル・アル航空に対し、女性客へのハラスメント防止予防策について申し入れ、Change.orgで請願を開始した。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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