オーネット・コールマン死去 「フリージャズ」を生み出したジャズの巨人

従来のジャズの演奏スタイルを覆す「フリージャズ」を生み出したアルトサックスプレイヤーのオーネット・コールマンが死去した。85歳だった。
Open Image Modal

アメリカのジャズミュージシャンで、従来のジャズの演奏スタイルを覆す「フリージャズ」を生み出したアルトサックスプレイヤーのオーネット・コールマンが死去した。85歳だった。ロイターなどが報じた。

オーネット・コールマンはテキサス州フォート・ワース生まれ。アルトサックスを独学で学び、50年代はロサンゼルスで40年代のジャズのスタイルだった「ビ・バップ」をデフォルメしたジャズで注目を浴びた。

1959年にはニューヨークデビューを果たし、従来の奏法にとらわれぬ自由な表現を追求した「フリージャズ」の原点となるアルバム「ジャズ来るべきもの」を発表し、賛否両論を巻き起こした。以降も「フリージャズ」(61年)、「ゴールデン・サークル」(65年)といった名作を発表した。

【関連記事】