とても珍しい白いキリンが、タンザニアのタランギレ国立公園で発見された。
名前はオモ。白いキリンは非常に希少であり、地球上に唯一存在するキリンかもしれないと伝えられている。
オモが最初にみつかったのは2015年。2016年1月25日時点でも生存が確認されている。
「生後1年は、ライオンやヒョウ、ハイエナといった天敵に狙われやすい最も危険な期間です。オモはその1年を生き延びました」と野生生物保護に携わるNPO「ワイルド・ネイチャー・インスティテュート(WNI)」の創設者デレク・リー氏がテレグラフ紙に語った。
しかし、まだ安全とは言えない。
リー氏は、「大人になる確率は高いと考えられます。しかし、大人のキリンも食用として密猟されることがあります。オモは白い色のせいで標的になりやすいかもしれません」と述べた。
2015年4月に投稿されたWNIのブログによれば、オモはアルビノではなくリューシスティックだ。リューシスティックの個体は、細胞の一部が色素を作らないという。
「アルビノとリューシスティックの違いの一つは、アルビノの個体は目が赤いことです。アルビノの場合、目を含むすべての部位でメラニン色素(黒色色素)が存在しません。目にもメラニンが無いため、血管の色がそのまま見えて赤色になるのです」とブログには書かれている。
「現時点で、オモは私たちが知る唯一の白いキリンです。しかしタランギレ国立公園ではリューシスティックのウォーターバック、アフリカスイギュウ、ダチョウが確認されています」とリーは述べている。
なお、オモという名前は、現地のガイドが有名なタンザニアの洗剤にちなんで名付けられた。
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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