国土交通省は9月11日、7年後の東京オリンピック開催を見据え、多くの外国人観光客が訪れる観光地を中心に、道路案内標識の英語表記を、外国人旅行者にも分かりやすく改善すると発表した。時事通信が報じた。
道路標識のアルファベット表記は、27年前の昭和61年に開始されたが、日本語読みをそのままローマ字に記したケースが多く、「公園」を「Koen」とし、「通り」を「Tori」や「Dori」とするなど、外国人には意味が通じにくいと指摘されていた。
産経新聞によれば、国交省が公表した統一基準では、公園は「Park」、通りは英語の略語で「Ave.」や「St.」、美術館は「Art Museum」などと表記されるという。
これにより東京都では、交差点の「国会正門前」は、ローマ字の「Kokkaiseimon」から「The National Diet Main Gate」に変更。「外務省」は「Gaimusho」から「Min.of foreign Affairs」に改められる。
道路標識の改善は、観光庁が全国で選んだ49の地域で実施。今後2年ほどかけて地方自治体や観光団体と連携して変更作業が進められる。
関連記事